東成田駅という幻の駅に行ってきた【バンドマンは撮影で使え】

2025/06/17

この間仕事で成田空港に行ったんですが、喫煙所を求め第二ビルの駅近くを散策中に変なものを見つけました。

 

東成田駅っていうのは、成田空港第二ビル駅と、成田空港駅の間に存在する幻の駅だそうです。

なんでも、もともと空港だったのか、はたまた空港として開発しようとして失敗したのか(真偽不明)、現在は用途なく存在してしまっている駅とのことです。

 

空港の敷地内にあるので、一般客の乗車も降車もまったくない。

故に現在は廃駅、秘境駅マニアの間で取り上げられるほどの駅だそうです。

 

そしてその写真の景色を見る限り、成田空港第二ビル駅から東成田駅まで地下通路が通ってると!

まじかよ・・・!誰が利用するんだよ・・・!!

つーか、代々木-新宿間ならまだしも、千葉の方ならそこそこ距離あるんじゃないか?

 

疑問が山のように出てきたので、もう善は急げと。

僕は気の向くまま、この謎の地下道に足を踏み入れることにしたのです。

 

いざ地下通路へ

まず、出発地点。

(写真: townphot.net)

 

この写真ではそんなに賑わってませんが、天下の成田空港。そりゃ人はわんさかいました。

 

その、いわば人種のるつぼから、東成田への地下通路にむかいさっそうと飛び出した自分が最初に見たもの。

それは誰もいない、果てしない空間でした。

 

 

マインクラフトで地下通路作るとこんな感じになりがちの、転々とポスターが貼ってあるだけの謎の空間。

先はちょっと坂になってるというのもあり、マジで見えません。

これは「立入禁止区域」でも、「廃駅」でもなんでもないどころか、普通に賑わってる成田空港の地下からちょっと行っただけの場所ですよ。

普通ああいう人の多いところって、ちょっと離れたところでも誰かしらいるじゃないですか!屯してる若人や、電話中のおっさんや、着替え中のレイヤーなど!ここは誰もいないんです!

 

この異質さ、やべえ、めっちゃワクワクする。

ということで、ここは男、関戸。ルンルン気分で飛び出しました。

 

いや長い。なげーよ。こんな長いなら行かなかった。

ルンルン気分だったのでやってみようと、タイムラプスで撮影したのがこちらです。

この長い距離を歩き続ける間、すれ違ったのは「その手の人っぽいおじさん1人」のみでした。わかりますか、この人口密度の薄さ。

そして、やっとやってこれたわけです!秘境駅に!

 

東成田駅

 

すごい。。

ほんっとに誰もいないのです。

改札前の駅員室みたいなところに、駅員のコスチュームをしているちょっと変な人が1人いるだけで、そのほかは人っ子一人いない。これは無性に侘しい。

 

 

どこへ行っても、誰もいません。これはマジでたまりません。

 

まだ普通に一般開放されているため、ポスターが新しいのがまた無性に、異質なんです。なんというか、「時空のおっさん」という都市伝説を実際に体験しているようなえも言えぬワクワク感があるのです。

 

 

当たり前のように運転中止しているエスカレーター。

向かって右側、降りる側から見ると右側にあるエスカレーターは上写真のようなバリケードがなく、入れるようですが、、、

 

 

当たり前のように動きませんでした。

まあ、使う人がいないんだから、そりゃそうなんですが。。。

 

そんな中、思ったのです。

バンドマン、MVここで撮影できるよきっと・・・」と。

 

ほら、バンドのMVってなんか廃墟とか廃工場とか好きじゃないですか。

確かに廃工場スタジオって都内にいっぱいあるんですが、しかしながら如何せん、アマチュアの「バンドマン」と「舞台役者」と「お笑い芸人」はマジで予算がない・・・!

 

そんな人たちはここを利用して、機材持ち込まずサイレントで取ればいけるって!

 

許可はいるかもしれませんが、でも多分大丈夫でしょ!

なんならあの地下通路とかも使えばいいじゃないですか!ラッパーとかもいいんじゃないですか?

ボーカルが歩きながら歌ってれば、カット編集なしのMVがめちゃくちゃ安価で作れますよマジで。

 

ということで、これまた善は急げ。

もう一度地下通路を歩いてなん分かかるか実験したところ・・・

 

 

ほら〜〜〜〜!約6分!

ちょうど1曲収まりますよ!

 

なんかめっちゃテンション上がってしまった。

今度はサンプルで代表に歩かせて撮影してみようと思います。

作曲は小林、歌は代表。これで低予算MVを作ってみよう!

彼らが乗れば!