濃厚のえぐみと生臭さ、玄人じゃないと厳しい説【錦糸町/麺魚】
今回は、錦糸町で一番の人気を誇るつけ麺屋を紹介することにします。
麺魚

錦糸町南口から徒歩10分程度、少し歩くな〜といった印象。しかしながら、その人気はもう錦糸町では不動の地位を確立しています。食べログ3.90 ラーメンデータベース97%。驚きの数値です。
鯛だしのラーメン屋さんですが、以前紹介した同じく鯛出汁の灯花のようなあっさりしたものではなく、ちょっとエグみの効いたタイプのラーメン/つけ麺を提供します。

今回は、夏に行くということで冷やしを食べようとしたのですが、ちょっと待てと。
麺魚にはなんどか来ていますが、まだ頼んでいないものがあるので、今回はそちらにチャレンジすることにしました。

自称名店あるある、卓上トッピングはなしですが、「薬味が欲しい場合はスタッフまで」というテープが貼ってあります。なるほど、客のわがままも受け入れる度量があると。プラスでおます。
しかしながら薬味がわさび、柚子胡椒、生姜とはなかなかいいセンスしていますね。生姜は多分、えぐみに付随する生臭さを消したいという要望に応えてのもののはず。

特製濃厚真鯛つけ麺 1,100円
そして、とうとう到着しました。
えぐみの強い店の「濃厚」は、いかなるものなのか。
非常に興味があります。

つけ汁がややどろっとしている気がしますが、匂いは普通のものと変わらず。
「麺魚の小松菜は茎だらけ」とよく言われていますが、今回はあたりの葉っぱ部分。

特製だからか、ローストビーフの量が半端じゃないです。
この写真だとあんまりわからないかな。

どうよ。これ。
しかしながら、「特製」でプラスされるものはおそらくローストビーフと味玉だけな気がします。これなら、肉が好きでもない方はわざわざ特製にするまでもないかな、と思ったり。
実食

ものすごい生臭さであります。
しかしながら、生臭いのはもう濃厚なら仕方がないのです。出汁の抽出の仕方がもうそういうものなのだから。
でもこれは玄人好み・・・という言葉では示しがつかないレベルの生臭さ。
ネギの風味も、麺の味も、ローストビーフまで、全てが生臭い。
やはり濃厚は諸刃の剣。
錦糸町界隈は佐市といい、エグみの強いつけ麺が評価を得ていますが、しかしながらそういう店は人を選ぶな〜。でも、えぐみに対してあまり馴染みがない人の場合、そういうの好きか嫌いかも、実際に行ってみて食べてみないとわからないですもんね。