画像・動画の背景を除去する方法|無料・ブラウザ完結
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画像や動画の背景はブラウザだけで除去できる
人物写真を資料やバナーに合成したいとき、背景を手作業でなぞって切り抜く必要はありません。AIを利用した背景除去ツールなら、人物を自動で判別し、背景を透明・単色・ぼかしへ変更できます。
無料ツール「背景除去/背景差し替え」は、JPEG・PNG・WebP画像とMP4・WebM動画に対応しています。インストールや会員登録は不要です。
先に、できることと注意点をまとめます。
- 人物が写った画像・動画の背景をAIで判別できる
- 画像は透過PNG・単色・背景ぼかしから選べる
- 動画は単色または背景ぼかしで書き出す
- AI処理を含めてブラウザ内で完結し、素材は外部サーバーへ送信されない
- 人物専用のため、商品や動物の自動切り抜きには向いていない
以下では、実際の操作手順に加えて、輪郭をきれいに仕上げるコツや、背景除去がうまくいかないときの確認ポイントを紹介します。
背景除去・背景透過とは
背景除去とは、画像や動画から人物などの前景を判別し、その周囲にある背景を取り除く処理です。背景部分を透明にする処理は「背景透過」や「切り抜き」とも呼ばれます。
透明な背景を保持できる画像形式として一般的なのがPNGです。人物だけを残した透過PNGを用意しておくと、バナー、サムネイル、プレゼン資料など、異なるデザインへ再利用しやすくなります。
一方、動画では利用する形式や再生環境によって透明情報を扱えない場合があります。Mediassort Studioでは、画像は透過PNGとして保存でき、動画は単色背景または背景ぼかしを使って書き出します。
背景除去ツールでできること
人物をAIで自動検出
TensorFlow.jsの機械学習モデルをブラウザ内で動かし、人物領域を自動的に検出します。複雑な選択ツールを操作しなくても、画像や動画を読み込んで結果を確認できます。
背景を透過・単色・ぼかしから選択
- 透過:人物以外を透明にしてPNG画像として保存
- 単色:指定した色で背景を置き換え
- 背景ぼかし:元の背景を残しながら人物の周囲をぼかす
用途に合わせて同じ素材から複数のバリエーションを作れます。
画像だけでなく動画にも対応
JPEG、PNG、WebPの画像に加え、MP4とWebMの動画を読み込めます。人物動画の背景を単色にして疑似的なグリーンバック素材を作ったり、背景をぼかして被写体を目立たせたりできます。
検出感度と輪郭を調整
検出感度と輪郭のなめらかさをスライダーで調整できます。髪や衣服の一部が背景として判定された場合や、人物の周囲が細かく波打つ場合に、プレビューを見ながら仕上がりを整えられます。
ブラウザで画像・動画の背景を除去する方法
1.背景除去ツールを開く
ダウンロードや会員登録は不要です。ツールのページを開いて、そのまま利用できます。
2.人物が写った画像または動画を読み込む
アップロードエリアをクリックするか、ファイルをドラッグ&ドロップします。対応形式はJPEG、PNG、WebP、MP4、WebMです。
素材は外部サーバーへアップロードされず、使用中のブラウザ内で処理されます。ただし、高解像度の画像や長い動画では端末への負荷が高くなることがあります。まず短い素材で動作を確認すると安心です。
3.背景の処理方法を選ぶ
「透過(PNG)」「単色」「背景ぼかし」から目的に合う処理を選択します。
- Webやデザイン素材として合成したい:透過(PNG)
- グリーンバック風の動画素材にしたい:単色
- プロフィール画像や人物紹介で背景を目立たせたくない:背景ぼかし
4.検出感度と輪郭のなめらかさを調整する
プレビューを確認し、人物の欠けや背景の残りが少なくなるように検出感度を調整します。輪郭がガタガタして見える場合は、輪郭のなめらかさを少しずつ上げます。
なめらかさを強くしすぎると、髪先や指などの細い部分がぼやける場合があります。完成サイズでも確認しながら、必要最小限に調整するのがポイントです。
5.加工したファイルを書き出す
仕上がりを確認したら書き出します。透過を選んだ画像はPNG形式で保存されます。無料利用時は透かしが入り、書き出しサイズは1080pxまでです。透かしなし・フル解像度が必要な場合は買い切りプランを選べます。
背景をきれいに除去するためのポイント
人物と背景の明るさや色を分ける
人物と背景の色が近い写真は、境界を判別しにくくなります。暗い服であれば明るい背景を選ぶなど、人物と背景のコントラストがはっきりした素材ほどきれいに処理しやすくなります。
髪や手が見切れていない素材を使う
元画像で髪や手が画面外へ切れている場合、背景を除去しても欠けた部分は復元されません。合成素材として使う場合は、必要な範囲がすべて写っている画像を選びましょう。
均一な照明の素材を選ぶ
強い逆光や複雑な影があると、人物の輪郭と背景の境界が曖昧になることがあります。顔や衣服へ均一に光が当たった素材は、人物領域を検出しやすくなります。
細部は完成サイズで確認する
拡大表示では輪郭の小さな乱れが気になっても、SNSの投稿画像やサムネイルまで縮小すると目立たない場合があります。逆に、大きく印刷する画像では細部が見えやすくなります。実際の使用サイズで確認してください。
背景を除去した画像・動画の活用例
- モデルやスタッフが写った商品紹介画像
- YouTubeのサムネイルやSNS投稿
- バナー、チラシ、プレゼン資料への人物合成
- プロフィール画像や社員紹介
- 配信・VTuber・動画制作向けの疑似グリーンバック素材
- 人物を強調したショート動画や広告動画
人物だけを切り抜いた素材を保存しておくと、背景色やデザインを変えながら複数の制作物へ展開できます。
ブラウザ内処理が向いている場面
オンライン加工サービスの中には、処理のためにファイルをサーバーへ送信するものがあります。このツールは、AIによる人物検出を含めて使用中の端末で処理します。社内資料用の人物写真や公開前の制作素材など、外部へ送信したくないファイルを扱う場合に選択肢となります。
ただし、端末内処理であっても、写真に写っている本人の同意、素材の利用許諾、勤務先や取引先のデータ取り扱いルールは別途確認してください。
背景除去がうまくいかない場合の確認項目
- 人物と背景の色が似すぎていないか
- 人物が小さすぎたり、途中で見切れたりしていないか
- 逆光や強い影で輪郭が不明瞭になっていないか
- 検出感度を一度に大きく変えすぎていないか
- 輪郭のなめらかさを強くしすぎていないか
- 高解像度・長時間動画で端末負荷が高くなっていないか
うまく検出できないときは、背景がシンプルで人物が大きく写った素材に替える方法も有効です。
ほかの画像・動画加工もブラウザで試せる
Mediassort Studioには、背景除去のほかにも、グリッチ、ハーフトーン、ピクセル化、モーションブラーなどの加工ツールがあります。目的に合う加工を探したい方は「画像・動画にエフェクトを追加できるブラウザツール集「Mediassort Studio」」もご覧ください。
まとめ
人物画像の背景を透明にしたい場合は「透過(PNG)」、背景色を統一したい場合は「単色」、人物を目立たせながら元の雰囲気を残したい場合は「背景ぼかし」が適しています。
最初から完璧に切り抜けないときは、検出感度と輪郭のなめらかさを少しずつ調整してください。人物と背景の色や明るさがはっきり分かれた素材を使うことも、仕上がりの改善につながります。
画像・動画の読み込みから書き出しまでブラウザで完結するため、必要なときに短時間で背景を整えたい方は試してみてください。