Web制作会社はどうやって選ぶ?

2025/06/30
  • Web制作/システム開発

中小企業にとって、Webサイトは単なる名刺代わりではなく、営業・採用・ブランディングなど、事業成長に欠かせない重要な資産です。しかし「どこに頼めばいいのか」「何を基準に選べばいいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

実際に、「費用をかけたのに成果が出ない」「見た目は良いが更新しづらい」「検索で全く上位に来ない」といった声も少なくありません。この記事では、ホームページ制作を検討するうえでの準備から、制作会社の選び方、避けるべきポイントまで、網羅的に解説します。

制作会社選びに失敗しないための判断基準として、ぜひ参考にしてください。

制作会社に依頼する前に(準備すること)

制作会社を探す前に、まずは社内で整理しておくべきことがあります。準備不足のまま見積もりや提案を受けても、判断がつかず迷走してしまうケースが非常に多いためです。

以下のような観点から事前準備を進めましょう。

チェック項目内容
目的例:新規リード獲得/採用強化/信頼性向上など
ターゲット年齢・職業・業種・課題などを想定
必要な機能お問い合わせフォーム/予約機能/会員管理機能など
希望するデザインシンプル/高級感/親しみやすさ などのテイスト
掲載コンテンツ会社紹介、事業内容、実績、採用情報、ブログなど
強みや魅力自社の強み、サービスの特徴等を整理
予算制作費の予算目安を決めておく
納期いつまでに公開したいか決めておく

ワンポイントアドバイス

「目的」や「ターゲット」は、制作会社に伝えるだけでなく、社内全体で共通認識を持っておくことが大切です。営業部・採用担当・経営者などがバラバラの意見を持っていると、制作が途中で迷走しやすくなります。

制作会社の選び方のポイントは?

制作会社は「安さ」や「知名度」だけで選ぶと失敗することがあります。以下の5つの視点で見極めるのが有効です。

1. ちゃんと話を聞いてくれるか、担当者がただの営業マンでないか

新人だったり、そもそもWeb制作を得意としていない企業の場合は制作スキル、経験のない人がフロントに立つ場合があります。

そうなると、依頼内容を理解できないまま「なんでもできます」または「あれもできないこれもできない」となりがちです。
提案も、実現できないような提案がきたりしますが、営業担当の場合はトーク力はあるため鵜呑みにしてしまい、あとになって予算が大きく上がったり、そもそも制作できない、となることもあります。

一番簡単なのは、「デザイナーやエンジニアと直接会話したい」と言ってしまうことです。
Web制作は結局のところ「モノづくり」 なので、直接作る人に作りたいものを伝えるのが一番確実になります。

2. 内部でちゃんと作ってくれているか

Web制作を主事業としていないけどWeb制作ができる、と謡っている企業はゴマンとあります。

制作を外部に丸投げしている会社では、納期の遅延や品質トラブルが起こりがちです。特に中間業者が多いとコストがかさみ、意思疎通も困難になります。

可能であれば、以下のような体制を確認しましょう。

  • 社内にデザイナー・エンジニアがいる
  • 制作知識のあるディレクターが一貫して進行管理を行っている
  • 打合せにデザイナー・エンジニアが参加してくれる

3. 運用や集客までの経験があるか

Webサイトは「作って終わり」ではなく「育てていくもの」です。

制作後の集客・運用を想定した提案ができる会社かどうかは、長期的な成果に大きく影響します。

サイト制作後の支援対応している会社は◯
SEO内部対策◯(検索上位表示を狙う基本施策)
アクセス解析/改善提案◯(Googleアナリティクス活用など)
更新・運用のサポート◯(保守契約やCMS操作サポート)
広告運用やSNS活用の支援◯(リスティング広告、SNS代行など)

中小企業では「Web担当者がいない」ということも多いため、運用・改善までフォローしてくれる会社を選ぶと安心です。

4. 打合せが可能か

制作過程では、細かな調整や情報提供が必要になるため、スムーズな連携が不可欠です。

特に初回打ち合わせでは、

  • 相手がこちらの業界を理解しようとしているか
  • スケジュールの説明や提案に納得感があるか
  • コミュニケーションが誠実か

といった点を確認しましょう。

こんな制作会社はNG

制作会社の中には、以下のようなリスクがある会社も存在します。営業トークや見積りの安さだけで判断せず、こうしたポイントにも注意しましょう。

NGパターン理由
テレアポで突然連絡してくる契約数重視で、制作や運用の質が二の次になっていることが多い
見積もり金額に妥当性がない異常に高い、異常に安い場合はなぜこの金額なのか聞くべき
公開後のサポートがない問題が起きた際に連絡がつかない・追加費用を求められることがある
デザインだけ、開発だけしかできない連携ミスが起きやすく、納期や品質に影響する可能性あり

注意点

「他社よりも安くできますよ」という提案の裏には、何かを省略している可能性があると疑ってみましょう。特に運用サポートや保守が抜けていることがよくあります。

まとめ

ホームページ制作は、どの会社に依頼するかによって成果が大きく変わります。

以下の3点をおさえることで、失敗を避けられます:

  1. 自社の目的・ターゲット・予算を明確にしておく
  2. 制作会社の体制・実績・対応範囲を確認する
  3. 作った後の運用まで含めた支援体制があるかを確認する

中長期で「成果を出せるサイト」を作るには、単なる発注先ではなく、“ビジネスパートナー”として信頼できる制作会社を選ぶことが重要です。

弊社にご依頼の場合

メディアソート株式会社では、本記事に記載した問題点や注意点はもちろんクリアしています。
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