プログラマーをめざしたいという人のなかには、学歴が高卒であることを気にしている人もいるでしょう。
「高卒でもプログラマーってめざせる?」「高卒からめざしても業界の底辺にしかなれないのでは?」など、ネガティブな気持ちになることもあるものです。
そこでこの記事では、プログラマーに高卒でめざすことは厳しいのか、Web制作会社の視点で現実的に解説しています。
高卒でプログラマーをめざす際の現実問題や注意点なども、専門的な視点や経験を踏まえて解説しているので参考にしてください。
プログラマーは高卒でも十分めざせる
結論、プログラマーは高卒でも十分めざすことが可能です。
実際に弊社役員のなかには、最終学歴が高卒の人もいます。
ここでは高卒からプログラマーがめざせる理由を下記内容で解説します。
参考にして、プログラマーになる夢を前向きに検討してみましょう。
IT業界は人手不足なため売り手市場
プログラマーが高卒でも十分にめざせる理由としてまずあげられるのが、IT業界が人手不足な点です。
2020年に独立行政法人IPAがまとめた「IT人材白書2020」によると、2019年時点でIT人材が不足していると感じている企業は全体の93%にも上ります。
非常に多くの企業でIT人材が不足しているため、学歴に関係なく人材を多く求めていると考えられるでしょう。
画像引用元:IT白書2020
また、IT専門の転職エージェント「レバテックキャリア」が実施した調査では、2022年12月時点のIT業界の有効求人倍率は15.8倍となっています。
厚生労働省のデータでは同年の日本全体の有効求人倍率が1.31倍なので、IT業界の人手不足がどれだけ深刻かがわかります。
IT業界は完全に売り手市場なので、転職希望者にとって大きなチャンスでもあるでしょう。
IT業界で最も大切なのは経験と実績
プログラマーに高卒からめざせる理由は、IT業界のキャリアでは経験と実績が最も重要視されることがあげられます。
大手企業を除いた多くの企業では、求職者に対して高い技術力や深い開発経験を求めているからです。
そのため学歴が高卒であっても、ITの技術力や関わってきた開発経験などを説明できれば採用される可能性は十分にあるのです。
IT業界においては学歴はそこまで重要視されないので、安心してください。
IT業界は人柄採用も多い
IT業界は新卒や若手の場合は、人柄採用も多いため学歴に関係なくめざせます。
実際に募集要項に「未経験歓迎」や「学歴不問」と記載されている会社は多く、転職希望者の人柄を中心に採用を決定することも珍しくありません。
IT業界は「入ってからが勝負」とも言われるので、自己研鑽できる姿勢やコミュニケーション能力の高さなどをアピールすれば、高卒でも採用される可能性はあるでしょう。
高卒プログラマーの厳しい現実とは?
プログラマーはたとえ高卒であっても十分めざせますが、誰でも簡単になれるわけではありません。
具体的には以下のような厳しい現実もあります。
ここでは高卒でプログラマーをめざす際にぶつかりがちな壁について解説します。
いきなり大手企業は無理
プログラマーは高卒でめざすことが可能ですが、いきなり大手企業への入社は不可能です。
大手企業への求人は応募が殺到することが予想されるので、ほとんどのケースで「大卒以上」などあらかじめ募集要件に学歴が指定されています。
そのため、大手ゲーム会社や通信会社などにいきなり挑戦することはできません。
ただし、ある程度実力をつけたあとであれば、中途採用にチャレンジすることはできます。
IT業界は新卒や第二新卒などの若手時代は学歴が関係しますが、ある程度業界経験を積んだ後は実力主義なので、大手企業への転職も夢ではありません。
初任給は大卒や専門卒より低いケースも
高卒でプログラマーになった際は、初任給が大卒や専門卒と比較して低いケースも多いです。
初任給は実力を反映することが難しいため、どうしても学歴を基準に決定されてしまう場合もあります。
令和4年賃金構造基本統計調査によると、学歴別の初任給は以下のとおりです。
- 高卒:18万4,600円
- 専門卒:22万300円
- 大卒:23万3,600円
上記のように学歴によって最大で5万円程度も月給に差が出る可能性もあるでしょう。
ただし、実力やその後の自己研鑽によっては大幅な年収アップも期待できるため、安心してください。
IT業界は学歴が低くても、自己研鑽次第で大きくキャリアアップしていくことも可能です。
商流が低い会社しか入れない可能性もある
プログラマーを高卒でめざす場合は、商流が低い会社にしか入れない可能性もあります。
商流が低い会社は売上も低くなってしまうため、未経験者や第二新卒、高卒などを積極採用する傾向にあるからです。
だからといって、未経験採用に積極的なIT企業が必ずしも商流が低いわけではありません。
しかし人材コストをかけられない観点から、商流が低い企業は未経験人材に頼らざるを得ない可能性があることは否定できません。
IT業界の商流って?
IT業界はゼネコン構造とも呼ばれ、仕事が元請けの会社から一次請けや二次請け、孫請けのように商流の低い会社に渡されていく構造になっています。
当然、商流が下がれば下がるほど、会社として受け取れる金額も徐々に少なくなっていくのです。

そのため商流が低い場合は一次請けや二次請けの企業の人たちと同じような作業をしているにも関わらず、給料が低いということもありえます。
これは業界全体の問題とも言われていますが、結果的に現在はゼネコン構造が根強く残っているのも事実です。
しかし、商流が低くても経験を積みさえすれば、より商流の高い会社に転職をめざせます。
高卒や業界未経験者の場合は、ある程度商流が低いところからキャリアが始まる覚悟を持つことも必要です。
SESの場合現場に一人でいかなければいけないことも
入社する会社がSESの場合は、現場に一人でいかなければいけないこともあります。
周りに自社の先輩がいないケースもあるので、わからない点や問題が発生した場合は自分で解決したり、現場の他の会社の人から教えてもらったりして解決しなければいけません。
知らない人ばかりの場所で柔軟に立ち回る能力が求められるので、コミュニケーション能力が低い場合は苦しいと感じるケースもあるでしょう。
SESとは?
SESとはシステムエンジニアリングサービスの略で、システムエンジニアの人材派遣を指します。
Web開発会社などに対して、必要な人材を派遣して紹介料をもらうビジネスモデルです。

未経験や高卒人材を積極的に採用する企業には、SESを主に行っている企業も多くあります。
高卒からプログラマーをめざす場合は、SESからキャリアをスタートさせるケースもめずらしくありません。
自分で努力できない場合は失敗する
高卒でプログラマーをめざす場合は、自分で努力できなければ失敗すると思っておいた方が良いでしょう。
IT業界は残念ながら、全くプログラミングができない人材を0から育て上げるほどの余力がある会社は非常に少ないです。
そのため、「とりあえずIT企業に入社できれば、あとは会社側が教えてくれるだろう」という考えのもとで転職すると失敗する可能性が高いと言えます。
超大手企業などでは新人研修をじっくり行い、数年かけて一人前のプログラマーとして育ててもらえることもあるでしょう。
しかし多くのIT企業は新人を一任前のプログラマーに育て上げられるほど、人や時間、お金などのリソースに余裕がないのが実情です。
そのため、自分で学習して自分でスキルを身につける力が非常に大切になります。
OJTや勉強会を開催するなど何とか人材教育の機会を設けようとしている会社もありますが、基本的には自己研鑽を行うことが前提と考えておきましょう。
ただし、自己研鑽が苦手という人でも、高卒からプログラマーをめざす道があります。
具体的にはプログラミングスクールを利用することです。
詳しくは「プログラマーを高卒でめざす際に利用したいサービス」で解説しているので、参考にしてください。
プログラマーに高卒からでもなれる人の特徴
プログラマーに高卒からなるためには、ある程度プログラマーに向いた資質があることが必要です。
具体的には以下のような特徴を持つ人は、プログラマーに向いていると言えるでしょう。
自分の性格と照らし合わせて、プログラマーに向いているか判断してみてください。
モノづくりや細かい作業が好き
モノづくりや細かい作業が好きな人は、プログラマーに向いています。
プログラマーはプログラミング言語を使って、新しいシステムやサービスを開発する仕事です。
そのため、そもそも何かを作るということが好きな人でなければ、続けていくのは難しいでしょう。
実際に弊社のプログラマーにも、元々モノ作りが好きなことが転じてプログラミングに興味を持った人は多いです。
- 元々絵を描くことが好きだった
- 楽器を演奏してオリジナル曲を作っていた
- 自分でゲームを作るなどの経験がある
- 自分のHPやブログを作って更新していた
上記のような経験がある人はモノづくりを楽しんで行えるので、プログラマーとして成功できる可能性が高いでしょう。
黙々と作業することが苦ではない
黙々と作業することが苦ではない人もプログラマーに向いています。
プログラマーは設計書に沿って、プログラムを黙々と書き続ける仕事が多いです。
そのため活動的に仕事がしたい人や、じっと座っているのが苦手な人には向いていない可能性があります。
パソコンの前に座って何時間でも集中して作業ができる人は、プログラミングにおいても高い集中力を発揮できるでしょう。
コミュニケーションが取れる
プログラマーは黙々と作業をし続けることも大事ですが、コミュニケーションが必要ないというわけではありません。
むしろ、設計書の不明点や矛盾点などについてSEに確認するケースも多く、円滑に仕事を進めるためにはコミュニケーション能力が必要不可欠です。
ときにはSEの要望や顧客の要件をプログラマーの立場から聞き、実現方法を提案するといった動きも求められるでしょう。
コミュニケーション能力が高いプログラマーは、的確にSEやクライアントと連携を取ってくれる心強い存在です。
ミスを指摘してくれたり、柔軟な対応をしてくれたりするためチーム内でも信頼してもらいやすいでしょう。
体力的にも精神的にもタフ
プログラマーは、体力的にも精神的にもタフさが求められます。
大規模な開発現場などでは、製造の段階にも関わらず顧客要件が変動するケースも珍しくありません。
また、他の機能との連携を確認する結合テストになって大きな問題が発生するなど、不測の事態におちいることもあるものです。
これらの問題が発生した場合は、残業してエラーを解消するなど長時間労働になることも珍しくなく、精神的にも肉体的にも苦しくなる場合もあるでしょう。
問題が発生したとしても、プログラマーとして予定通りに開発を終わらせるためには心身共にタフであることが必要です。
プログラマーに高卒でめざすのが厳しい人の特徴
プログラマーを高卒でめざすのが厳しい人の特徴は、以下があげられます。
自走力が低い
自走力が低い人は、プログラマーに向いていません。
自走力とはつまり、自分で問題を解決する能力とも言えるでしょう。
プログラマーは開発中にさまざまな問題にぶつかります。
問題の大きさによっては、チーム全体で方針を考えなければいけないようなケースもあるものです。
自走力の高いプログラマーは自分自身で解決策を模索して、状況に合わせてチーム責任者などに解決案を提案できる人材を指します。
このような人材は技術的にわからない部分が合った場合は、まずは自分自身で調べて解決策を探すなど能動的に動くことも可能です。
逆に自走力が低い人は、自ら問題解決する力が低く、自己研鑽の意欲も湧きづらい可能性が高いです。
スピード感を持って自分自身で対応しなければいけない開発現場についていけなくなる危険性もあるでしょう。
できれば動き回って仕事がしたい
できれば動き回って仕事がしたい人は、プログラマーには向いていない可能性が高いです。
プログラマーは設計書を確認しながら、黙々と作業する集中力が必要になります。
そのため、仕事はできるだけ立ち仕事で動いていたいと考える人は、退屈に感じてしまうケースもあるでしょう。
しかし、IT業界の仕事は何もプログラマーだけではありません。
ITコンサルやIT営業の場合は複数のクライアントを回ったり、飛び込み営業をしたりといった機会もあるため、体力仕事や力仕事が好きな人に向いています。
動き回って仕事がしたい人は、プログラマー以外の職種にも目を向けてみましょう。
協調性や柔軟性にかける
協調性や柔軟性にかける人も、プログラマーには向いていません。
システム開発の現場では、急に仕様が変更になったり、新しい機能が追加されたりといったことが日常茶飯事です。
柔軟性や協調性がない人は、これらの突発的な変更についていけず、対応しきれない可能性が高いです。
またこだわりが強すぎると「もう設計工程は終わっているから仕様変更は受け入れられない」と頑なに相手の要求を通さないこともあり、プロジェクト全体に迷惑をかけてしまうケースもあり得ます。
柔軟性や協調性のあるプログラマーは一見できそうにない物事でも「どうすれば実現できるか」という視点を持っているため、システムをより良いモノにしていく力があるのです。
プログラマーを高卒からめざす際の注意点
プログラマーに向いている人は、高卒であってもめざすことが可能です。
しかし、以下の注意点を守るようにしましょう。
注意点を守ってプログラマーとして順当にキャリアを歩んでください。
希望条件は経験に重きを置くのがおすすめ
プログラマーを高卒からめざす際、希望条件は経験に重きを置くのがおすすめです。
IT業界は何よりも経験や実績が重要になってくるので、経験を積ませてくれる会社に入ればその後のキャリアアップなどもしやすくなります。
具体的にはシステムの開発経験を積ませてくれる会社を選ぶべきです。
システム開発の経験があれば、プログラマーとしても成長でき、市場価値も高まります。
未経験でも開発現場にアサインしてくれたり、自社の開発チームに入れてくれたりするような会社を選ぶことでキャリアの幅も広がるでしょう。
未経験歓迎にすぐに飛びつかないことが大事
世の中には未経験でも採用してくれるIT企業は多くありますが、「未経験歓迎」という言葉にすぐに飛びつかない方が無難です。
未経験求人のなかにはヘルプデスクやサーバー監視などのような、技術力が磨けない案件に出向させられるケースもあります。
これらの職種はいわゆる開発経験にはあたらないため、いくら経験年数も通じても市場価値の高いプログラマーになれる可能性は低いです。
利用するアプリケーションもExcelなどが中心で、ITエンジニアとは言えないような環境で働くことも残念ながらあり得ます。
未経験歓迎のIT企業をめざす際には、未経験者に対してどのような経験を積ませてくれるかを確認することが大切です。
希望する会社の口コミや評判をチェックしておく
希望する会社の口コミや評判のチェックも忘れてはいけません。
実際の会社の社風や内部情報は、公式サイトなどからは伝わりにくいです。
その点口コミサイトは、元社員などが内部事情を赤裸々に記載しているので、志望する会社を具体的に知るのに役立ちます。
携われる案件の質や新人が成長できる環境が整えられているのかなどを確認しておきましょう。
ただし、口コミや評判を鵜呑みにすることは危険です。
口コミは誰でも書くことができるため、実態と乖離しているケースも少なくありません。
あくまで参考程度に止めておき、口コミのみで入社するか否かを決断しない方がよいでしょう。
3年は泥臭く頑張ることを決意する
高卒からプログラマーとしてキャリアアップしていきたいのであれば、3年は泥臭くがんばることを決意しましょう。
3年間もあればテスト案件を経験したのちに、設計や製造の案件に携われるなどプログラマーとして必要な経験を順当に積むことができます。
そのため最初の3年間でしっかりとプログラマーとしての下地を作れれば、もっと商流の高い企業に転職したり、SEなどより上流工程で働ける案件にチャレンジできたりとキャリアの幅を持たせられます。
成長の速い人であれば、フリーランスとして生計を立てることもめざせるでしょう。
プログラマーとしての下地ができるまでは給料が低かったり、技術的にわからないことが多かったりしても泥臭く前進していくことが大切です。
プログラマーを高卒でめざす際のポイント
プログラマーを高卒でめざす際は、以下のポイントが大切です。
ポイントを守ることで、プログラマーとしてのキャリアをスタートしやすくなります。
プログラミングに関しての基本的な知識は付けた方が良い
プログラマーを高卒でめざす際は、最低限プログラミングに関する基本的な知識を付けておくことがおすすめです。
IT業界のなかにはプログラミング未経験でも採用してくれる企業はあります。
しかし、そのような企業では、入社後にいきなり案件に参加というケースも珍しくありません。
習うより慣れろの精神で、いきなり開発案件にアサインされてしまうのです。
プログラミングについて全くわかっていないと、働き始めの段階から周りが行っている仕事がわからず、何がわからないかすらわからないという状態になりかねません。
仕事についていくことができずに精神的に参ってしまい、そのまま退職という可能性もあるので、最低限の知識は身につけておくべきです。
具体的には、初級レベルのプログラミングとシステム開発の基本フローくらいは押さえておきたいところ。
最低でも今職場の人が何をしていて、自分は何をすべきなのかくらいは理解できる知識を身につけておきましょう。
資格を取得するのもおすすめ
高卒でプログラマーをめざす際には、資格を取得するのもおすすめです。
資格を取得すれば勉強の段階でプログラミング言語の基礎を学べるだけでなく、転職の際にも学習意欲の高さをアピールできます。
具体的には、以下のようなプログラミング言語の初級資格を取得して、基礎知識を身につけておきましょう。
- Java SE Bronze
- PHP技術者認定試験 初級
- Python 3 エンジニア認定基礎試験
上記資格取得を通じて学習する癖をつけておけば、転職後も自然と学習習慣が身に付き、プログラマーとして成長し続けられます。
自分のキャリアプランをある程度考えておく
高卒でプログラマーをめざす際は、ある程度で良いので自分のキャリアプランを考えておきましょう。
キャリアプランが見えていれば、自分がどのような会社でどんな経験を積むべきかも見えてくるものです。
ただし、いきなり詳細なキャリアプランを描くのは難しいため、まずはざっくりとしたものでOK。
具体的には、「スペシャリスト」か「ゼネラリスト」のどちらになりたいかを決めておきましょう。
スペシャリストとは技術のプロフェッショナルを指し、技術責任者のポジションなどに相当します。
一方、ゼネラリストは管理者を指し、プロジェクトマネージャーなど人やプロジェクトそのものを管理する立場を意味します。
例えばスペシャリストをめざしたいのであれば、開発経験を積んだのちにWeb制作会社で新しいプロダクトを一から作り出す経験などが役立つでしょう。
逆にゼネラリストになりたいのであれば、開発経験をもとにSIerに転職したり、PLなどのマネージャー職をめざしたりするのがおすすめです。
このようにキャリアプランがわかることで、自分がIT業界の中でどのようにキャリアアップしていくべきなのか判断できるようになります。
一人で就職先・転職先を決めない
高卒でプログラマーをめざす際は、就職先や転職先を一人で決めるのは避けた方が良いです。
業界未経験の場合は求人票や公式サイトを見ても、各企業の業界的な立ち位置や、提供しているサービスを判断できないからです。
そのため既にIT企業で働いている人から情報を聞くなど、経験者の意見も参考にすべきでしょう。
最悪のケースでは、企業の公式サイトの事業紹介で自社サービスの開発や受託開発を銘打っているものの、実態はSESしか行っていないこともあります。
また、SESの派遣先もヘルプデスクやサーバー監視などの技術力が向上しにくい案件ばかりということもあり得ます。
入る会社を誤ると、スキルが身につかず時間だけが過ぎてしまう結果になるので注意が必要です。
就職先や転職先を決める際は、業界経験のある人からアドバイスをもらいながら行いましょう。

プログラマーを高卒でめざす際に利用したいサービス
高卒でプログラマーをめざす際は、何よりも会社選びを間違えないことが大切です。
会社選びを間違えてしまうと、技術力が向上しにくく自分の市場価値も上がりません。
確実に技術力を身につけられる会社に転職するには、外部サービスを利用することが最もおすすめです。
具体的には以下のサービスを利用することで、自分の理想とするキャリアを歩めるようになるでしょう。
上記2つのサービスを利用して、効率よくプログラマーとしてのキャリアを歩みだしてください。
就職・転職エージェント
高卒でプログラマーをめざす際は、就職・転職エージェントの利用がおすすめです。
就職・転職エージェントは、キャリアのプロとしてあなたの要望を聞きながら最適な求人を紹介してくれます。
SES企業のなかでも開発経験が積める求人や未経験でも挑戦できる制作会社の求人を紹介してくれるので、キャリアに役立つ会社と巡り合えるでしょう。
内定を得るための履歴書の書き方や面接での受け答え方なども指導してくれるので、はじめての就職や転職に不安を抱える人でも安心して利用できます。
利用料は無料になっているうえ、詳しい業界の内部事情なども教えてくれるので、相談するだけでも勉強になるでしょう。
できるだけ早くIT業界に入り経験を積みたい人には最適なサービスです。
プログラミングスクール
高卒からプログラマーをめざす際には、プログラミングスクールの利用もおすすめです。
プログラミングスクールで学習すれば初心者でも一人で開発ができるくらいまで、レベルの高いプログラミング技術の習得がめざせます。
実際にエンジニアとして業界の最前線で活躍している人からプログラミングを学べるので、プログラマーとして即戦力で活躍できる力を身につけられるでしょう。
またプログラミングスクールのなかには、講座の受講とセットで転職支援を実施してくれるスクールもあります。
場合によっては転職成功できなければ全額返金してくれる転職保証コースを用意しているスクールもあるので、技術を身につけつつ、プログラマーとして転職する夢も叶えられるでしょう。
転職エージェントと比較して費用はかかってしまいますが、教育訓練給付金などの利用で最大70%も受講料をお得にすることも可能です。
実際のクライアントワークを1から経験できるスクールもあり、利用することで大きく人生を変えられるでしょう。
プログラマーを高卒でめざす際におすすめの転職エージェント
プログラマーを高卒でめざす際は、以下の転職エージェントの利用がおすすめです。
キャリアのプロのアドバイスも借りながら、理想的な会社と出会いましょう。
また、下記記事ではプログラマーにおすすめな転職エージェントを29社紹介しています。
あなたに合う転職エージェントを見つけられるので、ぜひご一読くださいね。

ワークポート|未経験IT求人に強み
画像引用元:ワークポート
高卒でプログラマーをめざす場合は、ワークポートの利用がおすすめです。
- IT特化なので業界に詳しい
- 未経験向けの求人を多く保有
- 非公開求人も多い
ワークポートは転職エージェントのなかでも、IT業界に特化したエージェントで多くのIT求人を保有しています。
特に未経験でも応募できる求人が多いため、これからプログラマーに挑戦したい人に最適な転職エージェントと言えるでしょう。
キャリアコンサルタントの国家資格を持ったカウンセラーが、1対1であなたの転職を全面的にサポートしてくれます。
今後のキャリアを見据えたうえで最適な求人やキャリアプランを考えてくれるので、転職の心強い味方になってくれるでしょう。
実際に2024年3月現在で、公開求人だけで600件以上もの未経験向けの求人を保有しています。
非公開求人も含めるとより多くの求人があるので、高卒でも十分プログラマーをめざせるでしょう。
料金無料で利用でき、「まずは相談だけしたい」といった使い方もできるため、気になる人は下記ボタンからキャリア相談してみてくださいね。
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リクルートエージェントIT|圧倒的な求人数を保有
画像引用元:リクルートエージェントIT
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最大の特徴は、大手ならではの圧倒的な求人数の多さです。
- 業界最大級の大手転職エージェントが運営
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当然、大手として転職ノウハウもしっかりと持っているので、安心して転職活動を進められます。
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\既卒・第二新卒も可能!/
※未経験からIT転職!※
プログラマーを高卒でめざす際におすすめのプログラミングスクール
プログラマーを高卒でめざす際には、以下のプログラミングスクールの利用もおすすめです。
最適なプログラミングスクールを選んで、ぜひプログラマーの夢を叶えましょう。
また下記記事では、ここで紹介しきれなかったおすすめのプログラミングスクールを16社紹介しています。
あなたにピッタリなスクールも見つかるかもしれないので、ぜひご一読ください。

RUNTEQ|実践的な開発経験と就職成功に重きをおいたスクール
画像引用元:RUNTEQ
スクール名 | RUNTEQ |
---|---|
学習内容 | Ruby+Ruby on Rails データベース JavaScript インフラ API |
税込料金 | 9カ月:※165,000円 |
割引の有無 | 給付金制度利用で最大70%OFF |
転職・案件獲得サポート | 就職支援あり |
マンツーマンサポート | 1on1面談や質問フォームあり |
質疑応答の回数制限 | なし |
RUNTEQは、実践的な開発経験と就職成功に重きをおいたプログラミングスクールです。
- 実践的なカリキュラムで実際の案件に近い開発経験が積める
- 自分でオリジナルのアプリケーションを作れる
- クラス制度やグループワークなど実際の開発現場を想定した環境
- キャリアカウンセラーからの就職・転職支援が受けられる
RUTEQを利用する最大のメリットは、レベルの高いカリキュラムで学習できる点。
プログラミング初心者を「設計書を見ながら一人で開発できるレベルの人材まで引き上げる」ことを目標にカリキュラムが組まれています。
簡単なプログラムの実装から始まり、講座の最後の方にはメンターとともにオリジナルのアプリを開発するところまで経験できます。
講座期間も6カ月と長いため、プログラミングがはじめての人でもじっくりとレベルアップが可能です。
また、クラス制度やグループワークなども実施しており、周りと相談しながら仕様を決めるなど実際の開発現場のような環境なのも魅力的です。
講座終了後はキャリアカウンセラーによる求人紹介や、履歴書の添削、模擬面接などの転職支援も受けられるので、プログラマーの夢を叶えやすいでしょう。
作成したアプリケーションをもとにポートフォリオも作れるので、転職を希望する企業の他の志望者より、自分のスキルをアピールしやすくなるのも嬉しいポイントです。
「プログラミングスキルを身につけて人生を変えたい!」という人は、まず下記より無料カウンセリングを受けてみてくださいね。
\確かな実践力が身につく!/
※Webアプリ開発の即戦力が身につく※
SAMURAI ENGINEER|選べる開発言語が幅広く転職保証あり
画像引用元:SAMURAI ENGINEER
スクール名 | SAMURAI ENGINEER【Webエンジニア転職コース】 |
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学習内容 | HTML+CSS PHP・Ruby・Python・Javaから選択 Javascript GitHub データベース |
税込料金 | 16週間:241,200円※ 24週間:305,800円※ |
割引の有無 | 給付金制度利用で最大70%OFF |
転職・案件獲得サポート | 転職保証あり |
マンツーマンサポート | 1on1面談、チャット相談 |
質疑応答の回数制限 | なし |
SAMURAI ENGINEERは、選べる開発言語が幅広く転職保証までついている点が魅力のプログラミングスクールです。
- 4つの言語から自分のキャリアに合わせて選択
- 転職保証つきで転職成功できなければ全額返金
- 要件定義からリリースまでのWeb開発の全工程を経験
Java、PHP、Python、Rubyの4つのなかから好きな言語を選択できるので、自分の進みたいキャリアに合わせて開発言語を学べます。
また転職保証コースは、もし講座を受講したうえで転職支援を受けても転職が成功しなかった場合に講座料金が全額返金されるシステム。
万が一転職に成功できなくても、お金を無駄にする心配がありません。
また、転職保証ができるということは、それだけカリキュラムの内容や転職支援に自信がある証拠でもあります。
実際にカリキュラムは、要件定義書から設計書を作成し、開発や実装を行うというWeb開発のフローを全て経験できる実践的な内容です。
詳しい転職実績やカリキュラム内容などは無料カウンセリングでしっかりと教えてくれます。
無理な勧誘なども絶対にないので、気になる人は下記ボタンよりカウンセリング予約をしてみてくださいね。
\開発の流れを経験できる!/
※転職保証で全額返金あり※
ポテパンキャンプ|転職成功者の100%がWeb制作会社
画像引用元:ポテパンキャンプ
スクール名 | ポテパンキャンプ |
---|---|
学習内容 | HTML+CSS JavaScript Ruby+Ruby on Rails |
税込料金 | 5カ月:160,000円※ |
割引の有無 | 給付金制度利用で最大70%OFF |
転職・案件獲得サポート | 転職保証あり |
マンツーマンサポート | 1on1面談、チャット相談 |
質疑応答の回数制限 | なし |
「絶対にWeb制作会社に転職したい!」という強い意思がある人は、以下の理由からポテパンキャンプがおすすめです。
- 転職成功者のWeb開発会社内定率が100%
- 転職保証付きでIT業界への転職を叶えられる
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ポテパンキャンプは転職保証のついたプログラミングスクールで、転職成功者の100%がWeb制作会社に転職しています。
Web制作会社で働けるだけのレベルの高いカリキュラムを通じてプログラミングを学べるので、確かな実践力を身につけられるでしょう。
実際に授業課題のレビューなども非常に細かく、制作物を製品として出せるレベルまで引き上げてくれます。
当然、厳しい課題も多いですが、その分転職後に即戦力として働けるだけの技術力が身につけられるのです。
転職保証がついているので、転職できなければもちろん全額返金保証。
教育給付金を利用すればわずか16万円で利用できるので、低価格で人生を変えられるのも魅力です。
Web制作会社でクリエイティブな仕事をめざしたい人は、下記ボタンよりまずは無料カウンセリングを受けてみてください。
\Web開発会社の求人紹介可能!/
※給付金利用で16万円で受講可能※
プログラマーを高卒でめざすならサービスも上手に使おう
プログラマーの世界は学歴が関係ないので、高卒でもめざすことが可能です。
実際に未経験歓迎や学歴不問の求人も多いため、怖がらずに挑戦してみましょう。
しかし、IT業界未経験者の場合は、求人情報や公式サイトだけで自分にとって良い会社なのかを判断するのが難しいです。
転職エージェントのような外部サービスも上手に利用して、自分の将来的なキャリアに最適な会社を選びましょう。
具体的には以下の転職エージェントが、IT業界や学歴に不安がある人の転職に知見があるため利用がおすすめです。
転職エージェント | 特徴 |
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ワークポート | IT特化なので業界に詳しい 未経験向けの求人を多く保有 非公開求人も多い |
リクルートエージェントIT | 業界最大級の大手転職エージェントが運営 長年の運営実績と求人数から最適な求人を提案 豊富な転職ノウハウからアドバイスがもらえる |
ハタラクティブ | 第二新卒・既卒向けの転職エージェント 未経験からOKの求人多数 就職や転職の基本からやさしく教えてくれる |
また転職後の業務について不安がある人は、費用はかかりますがプログラミングスクールに通うのも一つの手です。
プログラミングスクールに通えば、自分一人で開発ができるようになれるほどのレベルの高いプログラミングスキルを転職前に身につけられます。
なかには転職保証までついているプログラミングスクールもあるので、スキルを身につけつつ、開発スキルを活かせる会社への転職も叶えられるでしょう。
特に以下のプログラミングスクールは、カリキュラムと転職支援の質が高いため、多くの人におすすめです。
プログラミンスクール | 特徴 |
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