人口減少する日本と増加する東京

    2019.1.10

    いつのまにやら明けましておめでとうございますから少したってしまいました。

     

    殆どのビジネスパーソンは業務開始していて、正月ボケもなおってきた頃かと思われますがいかがお過ごしでしょうか。

     

    そんな堅苦しい挨拶は置いといて、今回は日本の人工現象と反して増え続ける東京の人工、というところにフォーカスしてみたいと思います。

     

    日本の人工と東京の人工の過去10年の予測グラフ

    まずは1995年から2015年までの人工推移をお借りしてきました。(ちなみに執筆現在は2019年なので、過去のデータです。)

    東京都の人工割合推移

    引用元:日本の統計東京都の統計東京全体・東京23区の人口推移・将来予測・人口増加している地域

     

    オレンジ色の点線が日本の人工推移で、下の青いバーが東京都の人工推移になっています。

    見たままですが、日本全体で見ると2010年頃から人工が減ってきていますね。

    これはもうご存知、少子化が騒がれ出して少し時間がたち、グラフに現れてきたものだと思います。

    今は2019年ですが、いちいちグラフで見なくとも、これから先は日本全体の人工が減っていくことは容易に想像がつきます。

    ビジネスパーソンに限定すれば、なおのことその数は減っていくのは明らかでしょう。平均寿命はどんどんと延びていますからね。

     

    と、ここで疑問が残るのが東京都の人工推移。

    順調に増えていってますね。はて。

    ここから、まずはパッと分かる事として、

    ・各地方の過疎化が進んでいる

    ・東京都の人口密度は上がっている

    があるかなと。

    さらに少し考えてみて、定年を迎えていく人は国内人工比率で見たら確実に増えていて、そう言う方は地方に引っ越している人の方が多いのでは?と思うのですが、それならば東京都の人工は減らなければ数字が合わない。

    でも、上記仮説は多分あっている、それでも増えているってことは、ただでさえ少なくなっているビジネスパーソン又は夢追い人の若者が、こぞって東京に出てきてしまっていると言う仮説が立てられます。

    まぁぶっちゃけ、こんな真面目に考えなくても現代人は殆どの人がこんなことはわかっているでしょう。

    で、更にここから未来予想を見てみます。

     

    日本の人工と東京の人工の未来10年の人工推移

    2015年から2035年の人口推移予測が、下記だそうです。

    2015-2035人口推移予測

    引用元:日本の統計東京都の統計東京全体・東京23区の人口推移・将来予測・人口増加している地域

    日本全体の人口は見るからに減っています。

    がしかし、それでも東京は増えています。とはいえこれは割合なので、人口が増えているのではなく日本全体と比べて東京に住んでいる人の割合、です。

    ただ、人口で見た場合も2025年までは増え続けるのだそう。

    ちなみに2010年~2015年で、都道府県別に人口推移を出しているデータも見たのですが、増加していた場所は下記の通り

    ※単位:1,000人

    ・埼玉 7195 → 7267

    ・千葉 6216 → 6223

    ・東京 13159 → 13515

    ・神奈川 9048 → 9126

    ・愛知 7411 → 7483

    ・滋賀 1411 → 1413

    ・福岡 5072 → 5102

    ・沖縄 1393 → 1434

     

    まぁ圧倒的ですね。早朝ラッシュがどんどん大変なことになっていきます。

     

    なぜ東京に集まるのか、今後どうなっていくのか

    なぜ、は単純な話、人が集まる場所はお金が動くから、が一番大きな要因でしょう。

    資本主義である以上は経営者は稼ぎたいわけで、稼ごうと思うなら人が集まる場所・会社が集まる場所に行くわけで

    会社が集まれば仕事を求めて一般市民は集まるわけで

    人が集まる場所には夢追い人のような、ビジネスパーソン以外の人も集まるわけで

     

    東京というわけではなく、人が集まっている場所に人が集まってくるのは必然といえるでしょう。

    首都が変われば、主要な企業が拠点を移し、それに合わせて中小企業も移ることなんかもあるかもしれませんがそう簡単にはいかないでしょう。

     

    ただ、これから10年先は前述した状況ほど極端にはならないと思っています。

     

    世代交代によるITリテラシーの向上と働き方の更なる多様化

    今の世の中、ITが発達し直接顔を合わせなくてもプロジェクトを進められることはたくさん出てきました。

    実際私も、会社員時代に遠方のお客様とビデオ会議のみでプロジェクトを進めたことは何度もあります。

    リテラシーの高い会社ならば取締役会も、海外在住の方はビデオ会議で参加なんかは当たり前になっています。

     

    ですが、あまり言葉は良くないのですが、、あえて言ってしまうなら、今会社を動かしている上層の方でITリテラシーが高い方はあまりいないのが現状と思われます。(あくまで個人の主観です。)当然、業界にもよると思いますが。。

    当然、「ビデオ会議と直接の打ち合わせ」 「データ媒体と紙運用」 はたまた「LAN環境とクラウド」等で勝手は変わってきます。

    そこにわずらわしさを感じてしまう人がまだまだ多い世代が経営トップや営業、コンサルタントに多くいる会社はなかなかIT化が進みません。これは企業だけではなく、官公庁にも言えます。

     

    これが、10年もたつ頃には世代がほぼほぼ変わってくるでしょう。この世代というのは、小学校の頃からネットワークがある環境が当たり前だった世代です。家電?なにそれ?スマホでよくね?の世代でしょうね。(さすがにそれはわかるか。。?)

    そうなれば、理屈で「IT導入して業務改革を!」なんて頑張らなくても自然にどの企業、官公庁も導入するはずです。

    メールも減っていき、メールなんて煩わしいから自席でサクッとSkypeMTG、がIT業界だけではなくなっていくのではと思います。

    こうなってくれば、敷地が必要な業界で、地方に工場を持っている会社はわざわざ東京に営業所を作らずに、基本は本社にいて半年に一回くらい東京のクライアント先に出張、とかで済むかもしれません。

    それこそIT業界は、開発環境もクラウド化できるので今以上に東京を離れられるかもしれません。

    また、エンジニアやクリエイターは今以上にフリーランス化がすすんでいる(かも)なので、田舎に引っ込んだ人同士で集まって地方で登記し、会社自体の数も増えるかもしれません。

    そうして少しずつ地方が活性化していけば、日本全体が活性化していく。。。なんて話が脱線してきましたね。

     

     

    何が言いたいかって

    東京、人口密度が高すぎるんですよね。で、今後もさらに増える一方だと。

    まぁ私はそう遠くない未来にどこかに飛ぶつもり(願望)なのでいいのですが、もっと地方盛り上げようぜといいたい。

    でも何したらいいかわからない、、、ので、東京のネガティブセールを進めてみようかと思っている次第でございます。はい。

    ごめんなさい。

     

    でもほんと、テレワークなんかも(失敗した企業の話ばかり聞くけど)出てきてるわけだし近い将来みんな在宅なんてありえなくもないですよね。 いや、ありえないか。

    この記事を書いたライター
    Yoshiki Kobayashi

    一応Mediassort代表取締役。
    ITのエンジニア・コンサルタント・動画クリエイターやデザイナーを兼業していた。
    色々あってMediassort代表やってみてます。
    東京から離れるために奮闘中。
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