クリエイターがランサーズを使って年間100万円を稼ぐにはどうすればよいか

    2019.12.2

    今回は、ランサーズを使って年間100万円を稼いだ経験から、そのコツなんかをお伝えできればと思います!

     

    1. ランサーズってどんな感じ?
    2. 最初は専門職のコンペで実績を積む
    3. 認定ランサーになりましょう
    4. 実績ができたらプロジェクトにガンガン応募
    5. まとめ

     

    ランサーズってどんな感じ?


    クラウドソーシング「ランサーズ」

    ランサーズとは、最近流行りのクラウドソーシング系のサイトです。案件を発注したい企業・個人と、案件を受注したいフリーランスがネット上で契約するという感じのマッチングサイトになります。案件の内容としては、web制作から動画撮影・制作、イラスト・アニメーション制作、そしてライティング、アンケート、開発など様々な分野があります。

    受注する仕組みは大きく分けて「プロジェクト」「コンペティション」「タスク」の3つがあります。

    「プロジェクト」は発注者と受注者がメッセージでやりとりしながら制作を進めていく形式です。発注側が公開した案件に対し、応募者側はプロフィールや料金などを提示。発注者はその中から選定し折り合いのついた受注者と契約をするという形になります。

    「コンペティション」は、その名の通り発注者が依頼したものを応募者がコンペにかけ、その中から発注者が選定したものをそのまま採用するという形式です。

     

    「タスク」は上記二つと異なり、だれでも作業者、受注者になり得ます。アンケートや短めのライティングなどが多いです。

    このような3つの形式で仕事を受注、契約終了後にランサーズから口座にお金が振り込まれる、という仕組みとなっています。

     

    フリーランスになりたての人ほど、ランサーズをはじめとしたクラウドソージングで仕事をゲットしたい!という人は多くいるんじゃないでしょうか。僕もどういう経緯で登録したかはよく覚えてないのですが、気がつけばフリーランス時代はしょっちゅうランサーズで仕事を受注していました。

    本格的にランサーズを使って提案をガッツリしていたのは2017年-2018年の2年間くらいで、最近はほとんど立ち上げてません(直接依頼を受けたりはします)。その2年くらいで作り上げたステータスがこちらです。

     

     

    受注していたのは主にイラスト製作、そしてアニメーション製作だけなのですが、だいたい2年で200万円くらいの報酬を受け取っています。2019年以降は現在の事業が忙しく、ほとんどブラウザで開くこともなかったのですが、大きい案件がランサーズから入るようになりまして、営業をせずとも依頼をいただけるようになりました。

    直近1年の報酬額はこんな感じ。

     

     

    平均報酬額は5万円くらい。案件数は30くらい。24時間以内の返信率は、最近おろそかにしてしまっているため90%を切ってしまっていますが。

     

    という感じで、ランサーズを使って年間100万円を超えて稼ぐことはそれほど難しくなかったりします

    じゃあ、実際にどういう風にアカウントを育てていけば良いか、僕がやったことをお伝えします!

     

    最初は専門職のコンペで実績を積む

    実績がない人がいきなりプロジェクトで案件に参加できるということは、ほぼないでしょう。最初は、コンペで当選することを目標にしてみるのが良いと思います。

    しかしながらコンペはかならず作業をしないといけません。何時間もかけて制作したデータを選定に出し、当選すれば5-10万円くらいのお金が一気に入りウハウハですが、選ばれなかったらマジで0円。骨折り損になってしまいます。

    そのため、しっかりと作業効率を意識して応募するコンペを選ぶのが吉です。

     

    何を優先的にみるか、ということで考えると、

    当選確率(1/応募者数)>作業時間>金額

     

    最初のうちはこれを基準にした方が良いでしょう。

     

    たとえば今ランサーズ場で上がっているデザインのコンペですが、

     

     

    こちらのような高単価なデザインコンペの案件は、提案数も非常に多いです。4日前でこの提案数だと、応募終了時には100件以上の提案が来るはずです。たとえ当選保障がされていた場合でも、自分の案が当選する確率は1%以下、と考えると、そこに費やす時間もかなり勿体無く思いませんか?

     

    これだったら、

     

     

    こちらはのこり1日しかない募集で提案がまだない状態、しかも発注者の評価も5で(右下)非常に高いです。こちらに提案して「修正などあればお気軽にお申し付けください」などの文章を添えた方が案件を獲得しやすいはずです。

     

    最初に大事なことは、コンペで受注した金額ではなく、あくまでも実績を積むことです。

     

    認定ランサーになりましょう

    まずコンペで受注数を稼いだら、続いては認定ランサーを目指しましょう。

    認定ランサーとは、ランサーズが一定のランクを超えた作業者に対しつける称号みたいなものです。

     

    ランクなし→ブロンズ→シルバー→認定ランサー

    という感じでランク付けされています。

     

    こうみると結構大変そうだな〜と思うかもしれませんが、実は結構簡単になれるんです。

    ランサーズの発表している認定ラインがこちらです。

     

     1. 獲得報酬額            : 各カテゴリの上位20%
    2. クライアントからの評価      : 4.8以上
    3. プロジェクト完了率        : 90%以上
    4. タスク承認率            : 90%以上
    5. 24時間以内のメッセージ返信率   : 80%以上
    6. ランサーズへのログイン      : 最終ログインが1ヶ月以内
    7. 各種認証やプロフィールの登録   : 後述の項目が認証済み・登録済み

     

    1の獲得報酬額ですが、現在「イラスト」もしくは「デザイン」系は、だいたい15万円-20万円が認定ラインの基準です。先ほどのコンペを10件こなせば、認定ランサーになれる、ということです

    それ以外の基準についても、毎日ログインしていれば、どれも勝手に付随して来るレベルのものです。そんなこんなでさほど難しくなくいただける認定ランサーですが、発注者側から見たら信頼感は段違いです。僕自身、ランサーズで案件を発注するようになって思ったのですが、まず認定ランサー以外の人には案件を依頼することはありません。それくらい、この認定は意味があるんです。

    ということで、コンペで売上と実績を稼いだら、この認定ランサーはできるだけ早く取るのがベストです。

     

    実績ができたらプロジェクトにガンガン応募

    認定ランサーの称号をゲットしたら、自分が受注できそうなプロジェクトにはガンガン応募していきましょう。コンペとは異なり、プロジェクトは提案に時間がかかりません。メッセージを打つだけなので、ガンガン応募するのが良いと思います。

    その中で、自分の実績や提案に注目してくれる企業が必ずあるはずです。

     

    あとは、時間ある時にはプロジェクトに応募、そして受注した案件をこなすの繰り返しです。

    また、自分ができそうなジャンルの幅を広げていくことも、案件ベースで比較的容易にできるようになります(例えば、イラスト主体で受注していたら、2〜3コマ動くアニメーションの依頼が来る。それを実績として今度は動くLINEスタンプの案件を受注する、などのように)。フリーランスとして生きる予定の方は、いろんなことに手を出してみたらいかがでしょう。

     

    まとめ

    僕はこのような感じで、デザイン関係でランサーズの案件を受注できるようになりました。現在はほとんど使っていませんが、最近ランサーズが上場したということもあり、今後も活性化されていく市場であることは間違い無いでしょう。案件数もどんどん増えれば、フリーランスもとても嬉しいですよね。

    ランサーズの今後に期待です。

     

    フリーランスを目指している方も、一度ランサーズに登録して、受注して見てはいかがでしょうか。

     

    この記事を書いたライター
    咳戸

    大手広告代理店から独立し、不動産事業や投資等で
    莫大な資産を得る人生を日々夢見ながら家でゴロゴロしている。
    TWITTER