神保町のマグロ専門店で舌鼓を打とうじゃないか【神保町/鮪のシマハラ】

2025/06/17

東京は神保町、古本とカレーの街。

以前の記事で神保町のくっそ評価の高いうどん屋に出向いたわけですが、今回は全くのノープランで街中をぶらぶらしていました。

 

 

どこいっても本屋。古本屋、そして古本屋。

秋葉原ならオタク、原宿は若者とファッション、御茶ノ水は楽器、歌舞伎町は歓楽街と、東京の街は場所によって本当に個性がありますが、ここ神保町はその中でも色合いが一風変わっていて、なかなか楽しめます。なんか知らんけど文豪になった気分で街中を歩けます。着物あったら着たい。千代田区、さすが。

まさに、ぶらり旅にぴったりな街です。

 

そんな折、なかなか興味を引く暖簾がありました。

 

鮪のシマハラ

 

でかでかと書かれたまぐろの文字。

お、お寿司屋さんかお刺身屋さんかなと思ったのですが、違います。

 

 

まぐろ専門店。

みてください、この想いの篭った看板。

ハチマキしてるようなラーメン屋のむさ苦しい頑固の押し売りとは訳が違います。この文章から感じられるのはマグロに対する純粋な愛。

むさ苦しいラーメン屋は「うまいだろ!!上手くないと思う奴は来るな!!うちの作法を邪魔するな!!」といった排他的なイメージが強いですが、こちらのお店は看板にも書いてある通り、「私たちは、このマグロが大好きです。皆さんはどうですか?」と、お客さんにもヒアリングする余裕がある。

 

こんな熱い想いに当てられちゃったらもう、入らざるを得ないでしょう。

早速入店してみると、もう人、人、人。まだ明るいのにも関わらず、めちゃくちゃ人がいるんです。後から調べてみると、なんとこのお店、6月開店したばかり。食べログでの評価がまだされてないという、ピカピカの店舗ですが、なんと店主のシマハラさんは歴戦の猛者ということがわかりました。

 

 

メニューはもう、みなさん行ってみてください。

鮪を100パーセント楽しめる料理が満載。生だけでなく、焼きも、炙りも、炒めも、とにかく鮪尽くしなのです。

でも、我々日本人としては、一番最初は刺身を食べたいじゃないですか。

 

鮪の刺身全部盛り2人前1760円

 

ドーン!!

こちらは手前から天然本マグロの大トロ、中トロ、赤身、そして畜養インドマグロの大トロ、中トロ、赤身。

食べ比べですよ、皆さん・・・!!

本マグロは150-200kg、それに対してインドマグロは20-30kgなのだそう。もうこれは個人の感想ですが、本マグロはマグロの臭さが強くて、そこが美味しい。インドマグロはマグロ臭さがなく、とろける味わい。どっちも最高です。

 

マグロのアヒージョ 800円くらい。

 

ニンニクとオリーブオイルで揚げたマグロに、ネギとマグロ節をトッピングしたこちらの変化球系イケイケ料理。美味。

 

マグロざんまい寿司 1800円

 

もちろん握りもうまいのだけど、海苔巻きはマジでたまらんかった。

海苔の香りとマグロの相性が抜群。やばい。

 

大トロ焼きしゃぶ 1100円

 

最後にこれで締めます。

この薄くスライスした大トロを、

 

 

両面それぞれ2-3秒炙って、

 

 

おろしポン酢で食べる。

ああ・・・世界って素晴らしいわ・・・。生きてるって最高だわ。

 

景気がなかなか底上げされない現代、様々な不安や不満に満ちている世の中。テロや紛争、経済戦争。人類が今までずっと正しい選択をしてきたかと問われればわかりません。わかりませんが、この大トロ焼きしゃぶは、ガチです。

 

総評

ネットの情報をいろいろとみてみると、すでに鮪のシマハラは記事にも取り上げられたりしています。店主のシマハラさんは、営業戦略でもやり手なことがわかりますね。

今後、どんどんと人気になって行くことは間違いありません。

 

鮪好きな皆さん、ぜひ早いところ行って食べてみてください!