【グループなの? 味は一緒?】大勝軒について調べてみた
2019.11.9
この間、つけ麺を求めて永福町付近を徘徊していた際に見つけた、こちらの永福大勝軒。ふらっと入ってメニューを見たところ、なんとつけ麺がないじゃないか!! 恥を偲んで店員さんに聞いてみたところ、やはりこの大勝軒にはつけ麺が置いてないということ。
代わりにめっちゃ大盛りのラーメンが人気だそうで、食べてみたらたしかに美味い。量はエグかったけど、普通にめちゃくちゃ美味い。
しかしながらここで、僕の認識を一度しっかりと改めないといけないと痛感しました。大勝軒と看板がかけてあれば、全ての店につけ麺があると思いこんでしまっていたからです。その腐りきった思考を一度リセットしないといけないと思い、今回調べてみることにしました!
大勝軒といったら伝説の山岸
大勝軒と聞いてまず思い当たるのが、つけ麺界のレジェンドと言われている山岸氏の存在です。僕が今まで行ったことのあるほとんどの大勝軒で、山岸氏の写真やそれに纏わるパンフレットが貼られています。
誰やねんと思う方のために説明しますと、この方が、つけ麺と呼ばれる文化を日本中に広めた方とされています。数年前に亡くなるまで多くの弟子のもと、大勝軒、そしてそれ以外の有名店舗の発展に尽力された、なぜ国民栄誉賞を取れなかったのか不思議なレベルの方です。
いやいや、言うて大勝軒ですやん、とか言ってる人にお伝えしますがね、とみ田、道、一燈、全部山岸氏の弟子系列です。
大勝軒は大きく分けて4つに分類される
とりあえず、僕が調べた限りの情報ですと、こんな感じの系列図となります。主に山岸氏と関係があるのは東池袋大勝軒系、そして中野大勝軒系の2系列であることが分かります。
一つずつ見ていきましょう。まず最初に「大勝軒」という看板を掲げたのが、「人形町系」です。
人形町系
1912年創業なので、もう100年以上昔の話。すごいな〜。
大勝軒の名前の由来は「ロシア戦争で大勝したこと」があるそうです。思ってた以上にイカつい由来でした。
こちらは現在、10店舗ほど暖簾分けした店があるそうです。
中野系
それから40年以上経ち、終戦後に開店したのが、山岸氏のいとこである坂口氏が山岸氏と立ち上げた「中野大勝軒」。坂口氏はもともと「丸長」というラーメン屋を経営していたため、丸長系と言われることも。現在の大勝軒のあの太麺文化は丸長の時から変わらないそうです。
僕が以前行った西台大勝軒もこの流れを組んでいます。
東池袋大勝軒系
そして1961年に中野大勝軒から山岸氏が暖簾分けして立ち上げたのが東池袋大勝軒なのです。これが現在一番栄えている大勝軒。
一般の人が「大勝軒」と聞いて思いつくのがこの味でしょうね。
そしてこちらの大勝軒を守っていこうとのれん分けした店舗が集まってできたのが「のれん会」です。羽田の大勝軒ものれん会。
もちろん暖簾分けしたからといって強制加盟ではないので未加盟店も多々あります。
僕が以前記事にしてた渋谷の「まるいち」ものれん会未加盟店ですね。
そして山岸氏逝去後、のれん会は分裂騒動を起こし、そんな中派生したのが「守る会」というわけですね。
永福町系
それとは別に、同時期に誕生したのが先日僕が行った永福町大勝軒系列。草村氏が創業したラーメン店で、こちらもめちゃくちゃ人気がある模様。
冒頭で僕が紹介したのがまさにこの永福町系の本店になるわけであります。
まとめ
というわけで、今回は大勝軒系列について調べてまとめてみたわけですが、結構意外なことだらけで驚きました。
皆さんも街で見かけた大勝軒に入る際は、どの系列か確認してから食べてみるとより一段と楽しむことができるんじゃないですかね!知りませんが!
大手広告代理店から独立し、不動産事業や投資等で
莫大な資産を得る人生を日々夢見ながら家でゴロゴロしている。
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