2019.2.16

【漫画考察】HUNTER×HUNTERって、幽☆遊☆白書の流れをオマージュしてるよね

    みんな大好きHUNTER×HUNTER。

     

    冨樫義博先生が現在絶賛休載中のスーパー面白い漫画です。僕が唯一単行本を集めている週刊少年漫画でもあります。

     

    主人公のゴンという黒髪の少年が、プロのハンターとなって概念や街や友人の人生、そして自分に至るまで、あらゆるものを壊していく漫画で、現在はもうゴンはドロップアウトして主人公は同じくハンターでゴンの友人のクラピカになっています。ほぼ。

    醍醐味としては、バトルでの心理戦や、2〜3巻程度ながら休載が必ず挟むため数年越しにわかる伏線の数々(蟻編あたりから急にやりだした)が話題沸騰。

    連載再開すれば20年前子どもだったサラリーマンや芸人がここぞとばかりにジャンプを購入するため部数が大幅に変わると言われているほどの作品で、ここ最近では冨樫先生本人がドルオタとなってしまったためちょいちょい出てくる乃木坂46だか欅坂46だかよくわからないアイドルグループを元ネタにした念能力なんかを入れてきて、長期休載でも見限らなかった冨樫信者をさらに篩(ふるい)に掛けている、究極の読者参加型サバイバル漫画です。

     

    一方幽☆遊☆白書は、冨樫先生が若かりし頃に連載していた異能者によるバトル漫画で、僕の少年期の教科書でもあります。世代ではないのですが、兄が集めていた単行本を隅から隅まで読みまくりました。

    こちらは不良中学生の浦飯幽助がひょんなことから霊界から指令を受けるようになり、人間界を攻撃する妖怪や人間をぶっ殺しまくる、ジャンプの王道バトル漫画とは違った切り口で有名になった作品です。

    本人の性癖のせいか中性的なキャラクターが多く、特に蔵馬は主人公より人気となり、これまた多くの腐女子を生んだことで有名です。

     

    他にも「レベルE」というこれまためちゃくちゃ面白い漫画もあるんですが今回は割愛。

    そう、この記事ではそんな冨樫信者の僕が最近トイレでうんこをしているときに思いついた「冨樫先生がHUNTER×HUNTERをそろそろ終わらせようとしている」という仮説を説明していこうと思います。

     

    冨樫先生の漫画は他の王道漫画を元ネタに、「俺ならこうする」とアレンジして作っている

    これはよくファンの間では言われていることですね。確か本人もそのような話をどこかのインタビューでされていると記憶しています(違ったら二度とラーメン食べません)。

    勉強家というよりは、本当に漫画が好きなのだと思われます。漫画とアイドル、オタク活動とゲームのみに人生を捧げてきた男ですからね。冨樫先生の漫画を見ていると、「あ、これはあの漫画を参考にしているなぁ」と思うことが多々あります。

     

    一番有名なのは「蟻の王メルエム」と「ドラゴンボールのセル・フリーザ」でしょうか。外見だけでなく設定も似せているところがありますよね。

    「てんで性悪」も、「ストップ!ひばりくん」を彷彿とさせたり、幽☆遊☆白書やハンターハンターが「ジョジョ」と設定を似せている箇所なんかもありますよね。特にジョジョなんかは念能力がそっくりだったり、セリフを取ってきたり、外見がめっちゃ似てたりと、冨樫先生の荒木先生に対するリスペクトがほとばしっています。つまりこれが冨樫流、という訳なのですな。

     

    キャラクターの外見はもっと露骨で、ヒソカやゾルディック家の執事が伊藤潤二先生の作品をオマージュしていたり、スティーブンタイラーやデカプリオなど実在の人物をトレースしていたり、気付かない方がおかしいレベルに。最近だとウド鈴木さんが出てきた上瞬殺されてましたね、漫画の中で。

    さて、いよいよ本題です。

     

    HUNTER×HUNTERが終わる理由: HUNTER×HUNTERは幽☆遊☆白書のオマージュなのでは

    これ、昔から言われてきたことなんですよね。

    幽☆遊☆白書のメインパーティは浦飯幽助、桑原和真、蔵馬、飛影の4人。対するHUNTER×HUNTERも、ゴン、キルア、クラピカ、リオレオの4人。キャラクターの外見もゴン=幽助、飛影=キルア、桑原=レオリオ、蔵馬=クラピカと、少し親和性も高い気がします。

     

    でも、当初はその程度で終わりだったこのぼんやりとした仮説も、今はもう信ぴょう性を帯びてきているとトイレの中で僕は確信した訳です。

     

    理由① ストーリー展開

    ここからはそれぞれのストーリーを大まかにまとめてみましょう。

    幽☆遊☆白書

    霊界探偵編→修行編→四聖獣編→暗黒武術会編→魔界の穴編→魔界統一トーナメント編

     

    HUNTER×HUNTER

    ハンター試験編→ゾルディック家編→ヨークシン編→グリードアイランド編→蟻編→選挙編→暗黒大陸編

    おお、思った以上に全然分からん。流れ的にはここから類似点が出てくるはずだったのですが、トイレの自分は何を考えてニヤニヤしてたんでしょうか。

     

    いや、しかし僕の仮説は取り下げないぞ。僕が言いたいのは特に蟻編以降と幽☆遊☆白書の魔界編以降がかなり類似している、ということです。さて、いきなり問題を出します!次の説明文は2作品のうちのどちらでしょう?

    紆余曲折あり、いろんな冒険をしてきた主人公は、ついに自分の実の父親との再開を果たす。父親との再会をきっかけに物語は一気に風呂敷を広げることとなる。そう、まだ知らぬ新たなる世界で行われる三竦みの戦い。それぞれの思惑が交錯し、物語はいよいよクライマックスを迎えるのである・・・!

    書いててわかるだろうなーとは思いましたよ!何こんなことドヤ顔で書いてんの?って言われたらもう面目無いですが、そう、これHUNTER×HUNTERも幽☆遊☆白書も全く符合する箇所があるんですよ。HUNTER×HUNTERはまさしく今、幽☆遊☆白書は終盤の魔界統一トーナメント編付近なんですよね。

    特にここ最近になり、HUNTER×HUNTERはゴンがずっと探していた自分の父親ジンと再会を果たして以降の物語の広がりようが半端じゃない。暗黒大陸て。

    そして急遽出てきた3竦みの展開。これは単行本では既に出てきているヤクザ「シュウ一家」「シャ一家」「エイ一家」、そしてそれらのケツ持ちの王子チョウライ、ツェリニキ、ルズールスの3竦みでもあります。ここら辺については説明しようと思ったけど無理だ読んでない人はこの記事読まない方がいいですよどうせわかんないから!

    まだまだ彼らの扱いは小物っぽく、そこまでストーリーの本筋に絡んでいませんが、3竦みという構造が出てきたのは事実です。

     

    理由② 2ちゃんに君臨した自称元アシスタント

    で、昔蟻編の終盤での休載中に2ちゃんねるに君臨していた自称冨樫先生の元アシスタント曰く、「最初は蟻編で終わろうとしていたが、今は続き描く気満々。次はオカルトチックな話になる」。これはまじで事実で、次の選挙編では並行してキルアの妹アルカがまさにオカルトチックな感じでグイグイ話が進みました。またこの人がスレ内で言っていた、「実は腰痛が酷くて実際にかけないっぽい」というのも、今の僕のコネクションを最大に使ってみたところ本当にその通りだということが判明。

    もうこの人は本物だ。いや、アシかどうかは分からないが、冨樫先生の近況を知っている人と認識していいと、そう思いました。

     

    でもね、これマジな話、一時めっちゃ絵が荒れたじゃないですか、HUNTER×HUNTER。特にヨークシンからグリードアイランド、そして蟻編初期まではもう下書きレベルで本誌に載ってたじゃないですか。蟻編がクライマックスになってくる22巻あたりからコミックスの修正がどんどんすごくなってきててね、今じゃ本誌時ですら一切手を抜いてないですよね。

    これやっぱり、やる気って関係あると思うんですよ。

     

    理由③ 幽☆遊☆白書とHUNTER×HUNTERの一番の違い、それは冨樫先生の立場

    幽☆遊☆白書が終わった経緯、週刊連載の激務に冨樫先生が力尽きてしまったという過去があります。本人が書いた同人誌でもその話が赤裸々に書かれてまして、幽☆遊☆白書のメインキャラクターを虐殺する漫画も描くほどで、当時幽☆遊☆白書に対する嫌悪がめちゃくちゃあったことが伺えます。

    それに比べて現在は、割と自由に休んでますね。もう側から見たら好き放題です。確かに腰痛のせいもあるかもしれませんが、大好きなアイドルのライブに行ったり、麻雀大会をやったり、自由度は半端じゃない。しかしこれを世界は許す。ジャンプ界を牽引してきた「大御所」だから為せる技なのです。

    逆に言えば、「ストーリーをめっちゃ練れる環境にある」ということでもあります。

     

    推察

    ということで、これらすべてをまとめると、こんな感じ。

    ①冨樫先生はオマージュの天才

    ②HUNTER×HUNTERと幽☆遊☆白書、前半はそうでもないけど、最近めっちゃ類似点が多い

    ③自称元アシスタントの人曰く、一時期はやる気をなくしてたけど、選挙編あたりは描く気満々だった

    ④幽☆遊☆白書の最後は忙しすぎてドロップアウト。でも、今は自分の好きなタイミングで連載ができる

    以上の理由から、以下のストーリーを僕は考えます。

    HUNTER×HUNTERはもともとは幽☆遊☆白書のオマージュではなかった。

    しかしながら、志半ばで終わらせた幽☆遊☆白書に対するリベンジの意を込め、メインキャラクターに幽☆遊☆白書を彷彿とさせるような4人を据えた。

    それでも連載が長期になってくるにつれ、やはりだんだんとやる気がなくなってくる。グリードアイランド編あたりでゲームの楽しさを再確認した冨樫先生は、ドラクエやFFなどのRPGをひたすらやり込んでいき、HUNTER×HUNTERに対する熱が徐々に冷めて行った。

    蟻編終了前に長期休載をとった冨樫先生はふとこんな風に思った。

    「お、今なら休みたい時ガッツリ休めるじゃん」と。

    「幽☆遊☆白書の時はできなかったけど、今ならできるじゃん」と。

    「今度こそ、幽☆遊☆白書のような終わらせ方をさせない」と。

    そう、誓ったのだ。

    幽☆遊☆白書に対して嫌悪すらあった冨樫先生は、敢えて幽☆遊☆白書と同じ展開をHUNTER×HUNTERに当て込んだ。

    そして今回は休載をがっつりとってストーリーを自分が納得いくまで練り作品とすることで、幽☆遊☆白書の仇を撃とうとしているのだ。

    な?

    これでみんな、冨樫先生の休載も仕方ない、と思ったでしょ?

     

    咳戸
    咳戸

    大手広告代理店から独立し、不動産事業や投資等で
    莫大な資産を得る人生を日々夢見ながら家でゴロゴロしている。
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