保険屋さんの営業に引っかかってみた【枕ってマジでいるの?】

    2019.5.15

    「保険の営業」

    このワードを聞くと、どうしても「押し売り」「短命」「枕営業」「AV」など、かなりストイックなイメージが浮かんでしまいませんか?

     

    はたして、本当にがっつり押し売りされるのか?

    保険の営業は本当に地獄なのか?

    そして色気で契約を攫う美人の営業はいるのか? スタイルは良いのか? 本当に枕営業をしてくれるのか? どういったプレイまでいけるのか!?

    などなど、いろんな疑問が浮かんでくることでしょう。

     

    というわけで、今回はある交流会で出会った保険の営業をしているTさんからアポの連絡があったので、実際に逆調査してみようと思いました!

     

    集合

    5月某日、15時に新宿でTさんと待ち合わせ。

    落ち着いたカフェを探し、ちょっと放浪した後でnewomen1階のおしゃれなカフェに落ち着きました。

    ここまでは完全にTさんのペースです。

     

    と、ここでTさんのプロフィールを。

    40代 男性

    妻子持ち

    保険業界に入って1年。以前は家電量販店で仕事をしていた。

    神奈川県在住

     

    おっさんじゃねーか!!おっさんに枕営業されても嬉しくねえわ!!

    と思った皆さん、いやいや、焦ることはないですよ。

    おっさんでも同僚、同業者の情報はたくさん持ってるはず!!今こそ、僕のヒアリング能力が試される時です!

     

    Tさん: 今日はありがとうございます。

    咳戸: いえいえ! 全然大丈夫です!

     

    僕はアイスコーヒーを、Tさんはエスプレッソを頼み、最初は天気や GWはなにをしていたかなど、当たり障りのない雑談で距離を測ります。

    そして、場がある程度あったまったところで、早速切り込みました。

     

    気になることをどんどんと質問してみる

    押し売りって実際あるの?

    咳戸: 保険屋さんって、実際どうなんですか? 強引に知人に勧めて敬遠されちゃったりとかしたことってありますか?

    Tさん: 私は強引にはしませんが、実際そういう人もいますね。

    咳戸: やっぱりそうなんだ・・・。

    Tさん: でも、そんなことない人がほとんどなんですよ。昔は結構いたんですけど、最近はやっぱりイメージを大事にしたい人もいますし、私自身そんなことで友人関係を壊したくないという気持ちが強いんで。

    咳戸: たしかに、友人から保険に入ってくれとお願いされることってありますよね。

    Tさん: 職業上、どうしても最初の営業は自分の周りからなんですよ。ただ、いきなり泣き落としで「入ってくれ」なんて言えるわけないじゃないですか。だからスタンスとしては、一応保険のさわりを説明した後で、「興味あるなら紹介するよ。興味ないなら話もしないよ」という感じなんですけどね。

    咳戸: それでも、敬遠されたことってありますか?

    Tさん: あります。だめな人はすぐシャットアウトです。保険の営業してると言っただけで連絡取らなくなった人もいるから、悲しいですよね。

    咳戸: Tさん、最初に僕に声かけたのはどういう理由からですか?

    Tさん: それはもちろん、営業のためですが、どちらかというと人脈を増やしたいというのが大きいですね。自分の周りから営業をしていくと、どうしても同業種とか、同じ地域とかの人までしかたどり着くことができないんです。それが、関戸さんの周りで保険を紹介して欲しい人がいたら、一気に界隈が広がると思うので。それだけでなく、関戸さんの業界に興味があったというのも大きいんですけどね。

     

    保険の営業って地獄?

     

    咳戸: どうですか、やっぱり大変ですか?

    Tさん: 大変です。自分で行動しなければいけないので。GWも、会社は休業なんですが、少しでも誰かと接触したいという思いでいろんな人に時間を合わせてもらってひたすらお茶してました。

    咳戸: 僕も今は自分で仕事をとっていく感じが多いんで、その辛さはちょっとわかります。

    Tさん: そう、大変なんですよね。

    咳戸: 保険の業界の人って、やっぱり1年2年くらいでやめちゃう人が多いんですか?

    Tさん: 多いです。私の同期でも、すでにやめている人も何人もいますよ。それには、カラクリがあるんです。

    咳戸: カラクリ?

    Tさん: 保険の営業って、最初の半年くらいは給料保証されているところが結構あるんですが、それ以降は契約した分だけになってしまうので、一気に給料が落ちる人が多いんです。そういう人たちはすぐにやめちゃいます。

    咳戸: へ〜、それは知りませんでした。

     

    枕ってあるの?

     

    咳戸: 枕って実際あるんですか?

    Tさん: (笑) 僕の周りにはいませんが、人伝で聞いたことはありますよ。

    咳戸: マジっすか!

    Tさん: 急にテンション上がりましたね。でも、まあ数は本当に少ないんじゃないかなぁ。それに、たとえ枕してても言わないと思いますし、情報は私の方には入ってきませんね。

    咳戸: そっか・・・

     

    Tさんは思ったより、全然ラフな感じで僕の話にも答えてくれました。営業というよりは、本当に知り合いとお茶してる感じに近く、普通に楽しい会話が続きます。多分、これがTさんの保険営業のやり方。やはり、人対人の仕事。印象はできるだけ下げたくないというのは当たり前のことなのかもしれません。

     

    そのまま雑談へ

    咳戸: Tさんは、以前家電量販店に勤めてたとのことですが、勤めてた人でしか知らないこととか、そういうネタあったりしますか?

    Tさん: ええ〜・・・ネタですか・・・

    咳戸: ・・・

    Tさん: ・・・これはマジで前職の悪口になっちゃうんでアレなんですが・・・、家電量販店はどこもブラックですよ

    咳戸: ええ、そうなんですか? 今とどちらが・・・?

    Tさん: 今の方が全然良いです。私が勤めていたところは、会社は「残業するな」と指令を出すのですが、残業無くしたら店が回らないんです。人がいなさすぎて。そして土日も営業するから勤務はシフト制。もう、ひっちゃかめっちゃかですよ。

    咳戸: それは知らなんだ・・・

     

    そんな話をしているうちに、あっという間に2時間。またいずれ落ち合うことを約束して、その日は解散となりました。

     

    やっぱり異業種の人の話聞くのって面白い

    ということで、保険屋のTさんとのお茶は、気になることをガツガツ尋きはしましたが、普通に楽しく朗らかな感じで終わりました。

    最後にメッセージカードをくれるあたりが、やるな〜という感じがしました。悪い気がしないですよね。

    どうしても保険屋というとネガティブなイメージを持つ人もいますし、実際かなり強引な方もいるそうですが、結局は人の問題なんだなと、実感したのでした。

     

    この記事を書いたライター
    咳戸

    大手広告代理店から独立し、不動産事業や投資等で
    莫大な資産を得る人生を日々夢見ながら家でゴロゴロしている。
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