渋谷の落書きに書かれた文字の意味とは・・・?【グラフィックアート?】

    2019.5.20

    都会のちょっとジメジメした陰気な場所にすぐ現れるものといえば、羽虫と落書き。

    中でも渋谷は若者の中心地として華やか強いイメージがある傍、ちょっと裏路地に行くとこれでもかというくらい、落書きが目立ちます。

     

    これらの落書きは一体誰が、なんのために書いているのか、ちょっと気になったことってありませんか?

     

    僕なんかは、暴走族やヤンキーが自分の縄張りを誇示するためにチーム名をかいているもんだと思っていました。

    と、いうのも僕の地元のど田舎でもこういう落書きが結構あるんです。うちみたいなめちゃくちゃど田舎にくる人間で思い浮かぶのは走り屋かヤンキー集団くらいなものなのです。

     

    そういう人たちとアポをとって、「これはどんな意味があるんですか?」と聞いてみたいな〜、でも、連絡先なんて知らないし、知り合いで暴走族やってる人なんていないし・・・。そもそも暴走族なんていまだにいるのか?

     

    とか、ひとりでいろいろ物思いに耽っていた時にふと思いつきました。

    ここに書いてある文字解読すればこれ書いた人までたどり着けるんじゃね?」と。

     

    詳しく説明すると、

     

    ①あの落書きの文字はチーム名かなんかじゃね?

    ②検索すれば、チームのホームページ的なものが出てくるんじゃね?

    ③最近のヤンキーもハイテクだからSNSとかウェブサイトくらいはやってるんじゃね?

     

    これぞ「じゃね三段論法」です。

    そして僕は当たって砕けろ精神で、渋谷の落書きを片っ端から解読していくことにしました!

     

    解読

     

    読めない。

     

     

    全然読めない。

     

     

    一行も読めない。

     

    ええ〜・・・。

    こういうのって自己顕示欲が行きすぎた果ての行為じゃないの??

    読める文字にしてほしい・・・。それならほら、みんなもわかりやすいじゃん。

     

     

    そんな思いの中、唯一3枚目にしてここの文字が読めそうな気がしたため、頑張って解読してみたのですが、検索しても詳しくは出てこず・・・。

     

     

    しかしながら、ちょっとだけ読めるものもありました。

     

    PEMEX

     

    TOSA IVM

     

    NECKFACE

     

    こちらの3つで検索をかけてみたところ、なんと全てが「外国人のグラフィックアーティストが手がける作品」と紐づくことがわかったのです。

    特に3枚目のNECKFACEという人はロサンゼルスでストリート出身のスケーター兼グラフィックアーティストだそうで、かなりの知名度と人気を誇る、有名人なんだそうです。

     

    2016年ですが、日本のブランドともコラボしているサイトを見つけました。

     

    こういうグラフィックアート (?)の製作者は、世界中を飛び回り、グラフィックアート を描くことが流行りのようです。

    ということは、あの落書きを書く人達は僕が想像していたような、やさぐれたヤンキーというよりは、いっぱしに自分の作品に誇りを持った表現者が多いのかもしれません。

     

     

    まとめ

    ということで、渋谷に乱れるいくつもの落書きは実は「グラフィックアート 」という作品であり、ただの落書きだと思っていた僕の想像は完全に外れていたようでした。

    詳しく調べてはいませんが、このアーティストの方達も、きっと何かを表現しようとしてあのような作品を作っているのかもしれません。

     

    しかしながらこれらグラフィックアート は彼らからすればアートかもしれませんが、一般人には景観を損なう悪質な落書きだと捕らえられても仕方ないのかなと思います。頭が硬いと思われちゃうかもしれませんが、僕自身そう思ったりします(もっと読める字で説明してくれたらどう思うかわかりませんが、読めないんだもの・・・)。

     

    最近では小池知事が同じくグラフィックアーティストの「バンクシー」に好意的に触れたことでもちょっと話題になりましたが、結局は無許可の落書き。建物への落書きなら、「建造物破損」という立派な罪になってしまいます。

     

    去年の2月にこんなニュースもあります。

     

    https://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=46512580(外部サイトリンク)

    渋谷の街に落書き 豪少年2人を逮捕

    建造物損壊の疑いで逮捕されたのは、オーストラリア国籍の19歳の少年2人です。警視庁によりますと、2人は1月16日午前1時ごろ、渋谷駅近くのビル4カ所にスプレーで落書きをした疑いが持たれています。調べに対して2人は、旅行で日本を訪れ「渋谷の街に書かれている他の落書きを見て、渋谷では落書きをしても問題ないと思った」と供述しています。

     

    この供述が本当かどうかはわかりませんが、多分これからも同じような逮捕がどんどん増えていくんじゃないかなと思ってしまいます。そんな状況にはっぱをかけるがごとく来年は2020年、東京オリンピック。外国の方がもっともっと来ることでしょう。

    どうにかこうにか、みんなが楽しく過ごせる渋谷になったら良いですね。

    今後の渋谷の動向が気になります!

     

    この記事を書いたライター
    咳戸

    大手広告代理店から独立し、不動産事業や投資等で
    莫大な資産を得る人生を日々夢見ながら家でゴロゴロしている。
    TWITTER