全く知識のない男が友人結婚式の料理フルコースを嗜む②

    2019.12.26

    隙をついてやってくる結婚式。いちばんの喜びはもちろん、新郎新婦の幸せでございますが、2番目の楽しみはそう、コース料理ですよね!ということで今回も例のごとく難しい料理がたくさん出てきましたので、順に料理名と食べ方を説明していければと思います!

    なお今回は特に披露宴会場が暗かったため、いつにも増してクソ画質ではありますがご了承いただければと!

     

    1品目 エビのゼリー 時計仕立て

     

    まず前提として、こういったコース料理は外側のフォーク、ナイフから使って行くというルールがあります。これは知らないと恥ずかしいレベルのことなので、間違えないようにしましょう(2敗)。

    1品目、いわゆる前菜はプリップリのエビをアスパラで巻いたものをゼラチン質の何かで固め、その周りに放射状に食べれるものが置かれた料理です。これはダブルミーニングでして、1つは時計を、そしてもう一つは円卓の周りを囲う、われわれ結婚式出席者を表しています。

     

     

    時計的な方向で考えてみれば、この細かく刻まれたアスパラは長針を、周りを囲う野菜たちは短針を表しているようにも見えます。でも秒針と長針を表してるかもしれませんね。う〜ん、これは早速のシェフの気まぐれが出ます。

    そして円卓と出席者を表しているという方向で行くのであれば、奇しくもこの日円卓を囲った出席者の数も8名。これはやはりそういった意味があるのではないでしょうか。とすると、僕は多分、カリフラワーかレンコンのポジションですね。

    いわゆる食べ方としては、周りから中心に向かって時計回りに渦を巻くように食べていくのが理想です。

     

    2品目 あさり入りティータイム ゴマのついた最中を添えて

     

    2品目は急に放課後ティータイムかと思わされるような見た目です。つまりシェフはこのタイミングで淑女ウケとアニメ好きウケを取りに来たということです。

    「お、紅茶かな?」と思う見た目ですが、驚き。なんと中身は。

     

     

    まさかのスープ。クラムチャウダー的な味のスープでした。とするとこの最中みたいなものはこのスープにつけて食べるのが正規な食べ方かもしれませんね。

     

    2.5品目 パン

     

    このタイミングで固いパンが来ました。これは来たからすぐ食べるというものではなく、キープしつつコースを進めながら少しずつ食べて行くというもののようです。なので3品目とはカウントせず、2.5とさせていただきました(名采配)。

     

    3品目 白身魚にベビースターを乗せて

     

    女性ウケを狙ったら次は、子供ウケでしょう。ということでベビースターにたどり着くシェフの短絡さ。逆に料理における重要な査定の一つとも言える「シンプルさ」を追い求める上では重要なのかもしれません。

     

     

    その上で、やはり高給フルコースですから、ソースのかけ方が重要になって来ます。

    これは見る限り、「湖」を表しているように見えます。飛び地やソースがちょっと溢れちゃってる部分をあえて残すことで、複雑な地形を作っているのでしょう。見た目からしても飽きさせません。

    ポイントは魚にはほとんどソースがかかってないというところです。これは、魚がすでに陸揚げされて調理されているということを表しているのです。

    食べ方としては、サイゼリヤのディアボラチキンをイメージするのがいちばん簡単かと思います。

     

    4品目 かき氷

     

    4品目、ここでかき氷が来るのはいつも謎です。

     

     

    コース料理は、僕らに食事を好きな順番で食べる権利を奪う所業が前提の食事スタイルです。言い換えるなら僕らは「料理の順番」を人質に、「自分では見つけられない食事の順番のちょうど良さ」と「次の料理への期待と驚き」をえているわけです。

    そう考えると、このタイミングでのかき氷はもうシェフの気まぐれだとしか考えられません。してやられました。

     

    5品目 牛ステーキと餃子風ポテトの組み合わせ

     

    本日のメインディッシュはこちらになります。牛ステーキ。

    もうね、めちゃくちゃうまい。やはり、男からしたらこれが一番美味しいですね。肉もほろっとしていて、芋もうまいしたまったもんじゃありません。なぜ芋が餃子の形していたのかはちょっと気になりましたが、こればっかりはもうびてき。

     

    いや〜、素晴らしい料理をありがとうございました。

    結婚式ってやっぱりいいなぁ。

     

    コース料理シリーズ

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    全く知識のない男たちがロシア料理を嗜む【スンガリー/新宿】

    この記事を書いたライター
    咳戸

    大手広告代理店から独立し、不動産事業や投資等で
    莫大な資産を得る人生を日々夢見ながら家でゴロゴロしている。
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